投稿日:2019年10月10日 | 最終更新日:2020年1月13日
こんにちは、ゼロ住まいるの田中です。
今回は賃貸住宅の設備の修理に関する問題です。
これも、一般的には問題が無いように思えますが、契約内容や設備の種別などを確認しておかないと、損をしてしまいう可能性があります。
それでは見ていきましょう。
賃貸で借りている部屋のエアコンが故障して動きません。
大家さんに連絡したんですが、
1週間たっても何も反応がありません。
こちらで修理をして、費用を請求しようと思うんですが、大丈夫でしょうか?
部屋についているエアコンが「残置物」か「設備」かによって扱いが変わります。
どちらになるかは、契約の前の重要事項説明書、もしくは付帯設備表に記載がされています。
もしそのエアコンが前の住人が置いて行った「残置物」である場合、大家さんに修理の義務がありません。
修理するのは自由ですが、修理にかかった費用は自己負担となっていしまいます。
故障したエアコンが、マンションの設備だった場合は、大家さんに修理をする義務があります。
めったに無いケースですが、もう一度管理会社に連絡して、それでも何もリアクションが無い場合は、「こちらで修理をするので費用を請求する」という事を伝えましょう。
ただ、その場合でも修理を行う前に見積金額を管理会社へ知らせておいたほうが、後々のトラブルを防げます。
エアコンが故障してしまい、季節的に使用しないからと放置したことによって、水漏れなどが起こり、壁や床が腐った場合は、借主の責任になるので、故障が起きた場合は管理会社にすぐ連絡しましょう。
器用な方や専門的な知識のある方であれば、もしかしたらご自身で修理可能かもしれませんが、万が一状況を悪化させてしまった場合は、その部分に関しては修理費用を負担することになりますので、やめておいた方が良いでしょう。
メーカーや電気屋さんに依頼する時は、必ず事前に管理会社に連絡をして、修理を行う許可をもらうようにしましょう。
その場合も、必ず修理前に見積もりをもらい、管理会社に金額を確認してもらってから、費用がだれの負担になるのか確認してから依頼するようにしましょう。
まずこれです。
ほとんどの管理会社はきちんと対応してくれますし、万が一放置して漏水などがあり、床や壁に損傷を与えてしまった場合、借主の責任となってしまいます。
そうならないためにも、まずは管理会社へ連絡をしましょう。
真夜中や連休中にエアコンが故障してしまった場合、管理会社と長期間連絡がつかない可能性もあります。
管理会社が連休中等の場合は、部屋を仲介した不動産会社に一度相談してみましょう。
エアコンの風から、かび臭いにおいや異臭がする場合はその程度にもよるのですが、故障とは違うので管理会社に対応してもらえない可能性もあります。
ただ、もしかしたらエアコン清掃などの対応をしてもらえる可能性もあるので一度管理会社に相談してみましょう。
今回は設備の故障についての質問にお答えしました。
夏場のエアコンの故障は非常につらいですが、管理会社に連絡をせずに勝手に修理などをしてしまうと、損をしてしまう可能性が高くなります。
また、エアコンが設備か残置物なのかによって、扱いも変わってきますので、契約時の重要事項説明はきちんと聞くようにしましょう。