投稿日:2019年11月6日 | 最終更新日:2021年2月25日
こんにちは、ゼロ住まいるの田中です。
今回は賃貸住宅の流通の仕組みから起こる質問にお答えしたいと思います。
確かに、不動産ポータルサイトを見た時に、色々な不動産会社から同じ部屋が掲載されていてたらなぜ?って思いますよね。
なぜそのようなことがお起こるのか、また注意点についてもお話ししていきます。
賃貸の部屋を探していると、ポータルサイトに同じ部屋が複数の不動産会社から掲載されています。
なんでこんなことが起こるのでしょうか?
また、どこで借りても同じですか?
不動産業界では、「レインズ」という機構があり、流通している売買や賃貸の物件情報が登録されています。
保証協会に加盟している不動産会社(ほぼ全てと言ってもいい程多いです)は、レインズに登録されている物件情報を見ることができ、お客様に紹介することができますので、その情報をポータルサイトに掲載しているので、同じ部屋が複数の不動産会社から掲載されるという事が起きます。
この図は売買の流通の仕組みのイメージ図になります。
売主を大家さん、買主をあなたに置き換えてみて下さい。
複数の業者から同じ物件が掲載されている理由はお分かりいただけたと思いますので、ここで注意点についてお話ししたいと思います。
借入の条件に敷金や礼金などのが掲載されていますが、その条件がまれに違う場合があります。
同じ物件なのに、
敷金1か月・礼金0円と掲載している会社と、
敷金1か月・礼金1か月と、違う条件で掲載している会社がまれにあります。
どちらも同じ部屋なのですが、なぜこんなことが起きるのかと言いますと原因としては、
・礼金としてお客様から頂いた金額を、広告料として大家さんから不動産会社がもらえる物件なので、礼金を上乗せして掲載している場合。
・「うちで借りてくれるなら礼金を0円にしてもらえるように交渉します」などと、交渉の材料の為に、不動産会社の独断で上乗せして掲載している場合
などが考えられます。
なので、違う条件で同じ部屋が掲載されている場合は、条件が同じかどうか確認して、条件が良い方に問い合わせをするようにしましょう。
今回は同じ部屋が、複数の不動産会社から不動産ポータルサイトに掲載されている理由と、その場合の注意点についてお話ししました。
同じ賃貸の部屋を借りる時でも、不動産会社によって仲介手数料などの初期費用や、家賃や敷金礼金の条件交渉の結果が変わってきます。
賃貸の部屋を借りるだけと軽く考えず、不動産会社選びは慎重に行いましょう。